
ストリートファッションは若者のものだけではありません。30代になっても、適切に取り入れることで鮮度の高いスタイルを楽しむことができます。本記事では、30代メンズファッションにおける大人のストリートスタイルの取り入れ方と、厳選すべきアイテムをご紹介します。若作りではなく、年齢に合った品のある着こなしを目指しましょう。
大人のストリートスタイル基本ルール
1. 上質素材を選ぶ
ストリートファッションを30代で着こなすための最大のポイントは「素材の上質さ」です。同じTシャツでも、生地感のある上質なコットンを選ぶことで、安っぽさを排除し大人の余裕を感じさせることができます。特にスウェット類は素材感が一目でわかるため、しっかりとした生地のものを選びましょう。
2. サイズ感を適正化する
若者のストリートスタイルに見られる極端なオーバーサイズは避け、適度にゆとりのあるサイズ感を心がけましょう。特にパンツはワイドすぎず、スリムすぎない絶妙なシルエットが30代には適しています。全体のバランスが取れていることが重要です。
3. カラーリングを抑制する
派手な原色の組み合わせは若い印象を与えがち。30代では、ベーシックカラー(ネイビー、グレー、ブラック、ホワイト、ベージュなど)をベースにしたコーディネートに、ポイントで差し色を入れる方法がおすすめです。全体の8割はベーシックカラーで構成するとバランスが取りやすくなります。
30代におすすめのストリートアイテム
スニーカー
足元はストリート感を取り入れやすいポイントです。ただし、極端に派手なデザインや厚底すぎるものは避け、クラシックなデザインのスニーカーを選びましょう。コンバースのオールスター、ニューバランスの990シリーズ、アディダスのスタンスミスなど、長く愛されているモデルは30代でも違和感なく履きこなせます。
ワークジャケット
カジュアルながらも品のあるワークジャケットは、30代メンズファッションの強い味方です。デニムジャケット、ミリタリージャケット、チョアジャケットなどは、大人のストリートスタイルに最適。シンプルなデザインで、素材感のあるものを選ぶことがポイントです。
ロゴの少ないスウェット・パーカー
スウェットやパーカーを選ぶ際は、大きなロゴや派手なグラフィックが入ったものよりも、シンプルなデザインや小さなロゴが入ったものがおすすめ。無地や、ミニマルなデザインのものを選べば、カジュアルながらも品のある印象に仕上がります。
スラックス・チノパン
ストリート要素の強いトップスを着る場合は、ボトムスをスラックスやキレイめのチノパンにすることで、絶妙なバランスが生まれます。細すぎず、太すぎない、適度なテーパードシルエットのパンツを選びましょう。
ミニマルなキャップ
キャップはストリートスタイルの定番アイテムですが、30代では派手なデザインより、シンプルな無地や小さなロゴが入ったものを選ぶと上品に仕上がります。被り方も深く被りすぎず、額を見せる程度に調整するとバランスが良くなります。
コーディネート例
休日カジュアル
- ネイビーのワークジャケット
- グレーのシンプルなスウェット
- ベージュのチノパン
- クラシックなホワイトスニーカー
大人のスポーティースタイル
- 黒のミニマルなキャップ
- ネイビーのジップアップパーカー
- 白のプレーンTシャツ
- グレーのスラックス
- モノトーンのスニーカー
まとめ
30代でストリートファッションを取り入れるポイントは、「質」「バランス」「洗練された色使い」の3つ。若者のスタイルをそのまま真似るのではなく、自分の年齢や体型に合わせてアレンジすることが大切です。一つ一つのアイテムを厳選し、上質なものを選ぶことで、年齢を重ねても鮮度の高いファッションを楽しむことができるでしょう。